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2009年12月10日 (木)

手帳

賄賂を贈るつもりなら、自白はするな。
金儲けの秘訣 ・第180条)


たとえば、カメラ、である。

100年以上も続いてきた、アナログのカメラを
今使用しているヒトは、どのくらいいるのだろう。
数少ない、使用しているヒトの大半は、マニア、
と呼ばれるヒトたちか、新しい技術に関心のない、
あるいは、ついていけない老齢者、なのではないだろうか。

あるいは、音楽を聴く手段も、アナログ媒体は、
おおよそ駆逐されたように思う。
LP・EPなどのレコード盤やカセットテープは、
デジタルのCDやMDに取って代わられ、
それもモバイルユースは、ハードディスクオーディオに
取って代わられ、そして、ハードディスクオーディオもまた、
その使命が日々限定的になりつつある。
iPodでは、160GBのクラシック以外は、
最大64GBのフラッシュドライブに内容を
記録するものになっているし、すでにほとんどのメーカーでは、
モバイル用のハードディスクオーディオは、
製品のラインナップからその姿を消しているようだ。

ところがモバイルの分野で、今なお昔ながらの
アナログなものが、幅を利かせているものもある。
手帳、もそのなかの1つ、ではないか、と思う。

決して、デジタル方面に代替手段がないわけではない。
現にぼくは、紙の手帳を使用していない。
おそらく10年近い、と思う。

文房具好き、であることは以前書いたことがあるけれど、
手帳はそのなかでもとくに大事なアイテムであった。
そのむかし、毎年末に、どんな手帳を買おう、
と考えるが楽しい行事でもあった。

そもそも大むかし、手帳は買うものではなかった。
銀行とかからただでもらったりしたものを不自由に思いながらも、
使用するのが一般的なスタイルであった。
ぼくの記憶にあるのは、住友銀行からもらっていた、
黄土色のカバーがついた、小ぶりのものだ。

いつのころからだろう、たぶん日本人が非常に忙しく、
また豊かになりだしてきてから、手帳は買うものになった。
より自分にあったものを選び、使用する方が機能的だし、
おしゃれだったからだろう。

ぼくのなかの、手帳における最初の革命は、
升目型の月予定表、のついたものだった。
今でこそ当たり前になっている、上記のものは、
あんまり見る形式ではなかった。
たぶん、小さい手帳が主流だったことも関係あるのだと思うが、
1週間分か、2週間分、あるいは、1か月分を横線で
区切ってあるものが主流だったわけだ。

次なる革命は、システム手帳
と呼ばれるルーズリーフ型手帳、であった。
ぼくも数年間はもっていたように思う。
中身を差し替えるだけなので、必要に応じて、
古い予定を残すことも可能であったし、
住所録や個人で作成したデータの移行が今までのものと比べ、
スムース、というメリットが、大きかったわけだ。

また、ガワは長く使えるため、ものすごく高級なもの
が流行ったりもした。
大きく分厚い手帳は、能力や仕事量の象徴のように見えた、
ということもきっとあったのだろう、
猫も杓子も、ポケットには入りそうにない、
巨大なシステム手帳をもっている、という時代があった。

そしてぼくは、今の、PCと同期できる、
電子手帳にいたっている、というわけだ。

もちろん、紙の手帳に比べて、不便にみえるところ、
あるいは、実際不便なところもある。
充電を忘れると使用できないし、ぼくのものは、
先の予定だけしかみえず、過去は見ることができない。
過去のものは、コピー元の、
PCのoutlookを開く必要がある。

しかしながら、バックアップが2台のPCに残っていること、
自分の家でも職場でもほぼPCの前にいること、
PCでは検索が容易に可能であること、
予定の多くがメールで入ってくるため、コピペするだけで、
たやすく予定の記入できること、
テキストファイルは言うに及ばず、
ワード・エクセル・写真・音声ファイルなども持ち歩けること、
必要に応じてPCからプリントして、
紙媒体としても使用可能なこと、など、自分にとっては、
今の方法が便利すぎて、今更紙の手帳には戻れそうもない。

現にこの方法に代えてからは、とくに仕事の分野のおいてだが、
ダブルブッキングやすっぽかしは、ほとんどしたことがない。

職場で、きちんと予定管理ができなくて、
他人に迷惑をかける者がいると、正座させて説教してやろうか、
と思ったりするのだけれど、
それって、いらぬお世話なんでしょうね。


▼もちろん、それが必要になる可能性は、
ぼくの場合、極端に少ないと思うのだが、
警察からアリバイを言え、と問い詰められたらすぐに、
今世紀に入ってからのとある日に、
どこにいたか、自白できる自信がある。
紙の手帳派のヒトも、過去の手帳、
でんぶ保存してるもんなんですかね。
少なくともぼくは、紙時代のものはどこにあるか、
わかりまへん。。。

▼写真は昨年買った、Murakami Diary 2009。
上記のようなわけで、眺めることはあっても、
何かを記入することはありまへんでした。
でも、けっこう気に入ってる(^^

M2 M4 M3

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コメント

こんにちわ〜!
私も以前(昔?)、電子手帳が大ブームになった時にスケルトンのザウルスを使っていましたよ!
細くて手書き入力もできたので重宝していましたが、
いつのまにか紙の手帳が復権してしまいました…bearing
ケータイとかでスケジュール管理した方が楽な場合もあるのですけど、
やはり紙の方がなにかと融通が利くのでここ数年は手帳派です。

つかわなくなったザウルス、
まだ持ってます…(笑)

はぎ妻さん、まいど^^

>私も以前(昔?)、電子手帳が大ブームになった時に
>スケルトンのザウルスを使っていましたよ!
>細くて手書き入力もできたので重宝していましたが、
>いつのまにか紙の手帳が復権してしまいました…
電子手帳の最大の問題は、入力が邪魔くさい、
ということとでしょうな。
あっしもPCで入力できないのなら、使用しないでしょう。

>ケータイとかでスケジュール管理した方が楽な場合もあるのですけど、
>やはり紙の方がなにかと融通が利くのでここ数年は手帳派です。
紙の手帳にもどっていくヒトはけっこう多いようですね。
あっしはコピペすれば済むことを自分で
記入するのが面倒でもう戻れそうにないですが(^^

>つかわなくなったザウルス、まだ持ってます…(笑)
あっしも使用しなくなった電気製品を山のようにかかえてます。
もってても価値出ないとは思いますが、
都市鉱山、つうことばも最近あるようだから、待ってみます(^^?

きたるべき2010年にむけて
ほぼ日手帳なるものを購入したのですが…
みゆきねーちゃんに
「アンタ糸井に魂売り渡したねっっ!!!!」と
誹られました…
でも、カスタマイズしつつすでに馴染んでるんですがねぇ…

同志、まいど^^

>きたるべき2010年にむけて
>ほぼ日手帳なるものを購入したのですが…
>みゆきねーちゃんに
>「アンタ糸井に魂売り渡したねっっ!!!!」と
誹られました…
>でも、カスタマイズしつつすでに馴染んでるんですがねぇ…
ほぼ日手帳、人気ありますな。
まだ見たことないので、
どこが他の手帳より優れてるかは知らないのですが、
売れてるのにはそれなりの理由があるんでしょう。
ここで問題なのは、それによって得た利益で、
糸井氏が何をしようとしているか、ではないっすか(^^?
あっしが思うに、やはり徳川埋蔵金の再発掘ではないかと。
萬流コピー塾の復興なら、うれしいのですが。。。


でわ、ぷんぷいは帰るぞ。

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