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2009年4月19日 (日)

ラドン

する価値がある全てのことは、金のためになる。
金儲けの秘訣 ・第13条)



ラドン飛び交う太古の宴、という印象的なパッセージは、
はるき悦巳氏による、じゃりん子チエ、のなかで、
お好み屋主人百合根氏の愛猫だった、アントニオの遺児、
アントニオ・ジュニアによって発せられたものだった、
と記憶する。

この場合のラドンは、おそらく恐竜のラドンで、プテラノドン、
という白亜紀にいた、翼竜のことらしいが、
プテラノドン(Pteranodon)を縮めるのに、
プドンでも、テラドンでもなく、ラドン、としたところに、
センスが感じられる。
おそらくその響きのよさから、空の大怪獣ラドンが命名され、
飛行する巨大生命体としてのラドン、の知名度向上に
大きく貢献することになったのだろう。

そういえば、半世紀ほど前に活躍した、ジャズ界の巨人、
ジョン・コルトレーン(John Coltrane)の愛称も、
ジョン、や、コルト、ではなく、traineで、
Soultraineというアルバムや、青い顔で写真に写っている、
Bluetrainだのというアルバムもあったっけ、
と思い出したりした次第だ。

さてそのラドンであるが、翼竜として認識される以外に、
温泉の成分としても、よく聞かれる。
天然ラドン温泉、というような使用方法で、
温泉の売り文句にもなっているようだけれど、
実は放射性物質、らしい。
しかも、ラドンなどを含む放射能泉(というらしい)に、
本当に健康上の効能がある、という証拠は今のところないそうだ。

にもかかわらず、原子力発電所の事故については、
たとえば、冷却水漏れ、なんかについては大騒ぎするヒトも、
ラドン温泉には、有難がって浸かってるのはなんとも不思議、
なのだけれど、実際、ラドン温泉だから、避けよう、
というヒトよりも、ラドン温泉だから、行ってみよう、
というヒトの方が多いから、売り文句になるんだろう。

ぼくは、発電に関して、原子力の利用には大いに賛成である。
家電製品好きで、また超のつく暑がりの身としては、
安価で安定的な電力の供給は必要不可欠だし、
個人レベルの問題ではなく、電力なくして、
今の水準の生活を維持することが不可能な現状においては、
効率的な発電方法の追求はされざるを得ない、のは仕方ない、
と考える。
もっと言えば、もし、電力を使用しない生活を今の日本でしよう
としても、まず無理というところまできてるのでわないだろうか。
直接的に電力の使用を控えることは可能でも、
間接的にどれだけ電力を使用しているのか、
想像をはるかに超える状況なのではないだろうか。

タイは日本に比べると、物価が安く、たぶん、生活実感として、
3分の1から5分の1くらいの間かな、と思うのだけれど、
電気代は、そんなに安くない。
発電の費用に関しては、人件費など先進国が不利になる条件
の占める割合が低いのだろう。

しかも、化石燃料による発電は不効率で、
ぼくはあんまり気にしないのだが、
地球環境に対しても、あんまりよろしくないらしいし、
別の手立てを考えるべきだと思うのだけれど、風力や水力、
太陽光などで今と同程度の価格で、同レベルの供給量を維持する
のは現状ではたぶん難しいのであろうと思う。
故に、発電は原子力にある程度依存せざるをえない状況を
容認すべきである、と考えている。

しかしながら、原発を容認せざるをえない、として、
一番恐ろしいのは、実は、原子力発電所の事故なんかよりも、
テロ
なのではないか。
911の際、テロリストが、ビルやら、政府施設を
狙ってくれたからまだよかったようなものの、
原発につっこんでいたら、それでも、大丈夫なほど、
その施設は堅牢にできているのだろうか。
問題がでる可能性がもしあるのなら、きちんとテロリスト対策を
そういう施設にもしていただかないと、なー、とも思う。

日本だって、今後テロ行為と永遠に無縁に過ごせるかどうか、
それはわからない。
そのためには、きちんと自国で防衛力を保持し、
法的な裏づけをちゃんと持たせるべきだ、と切に感じる、
電気依存者のおっさんなんであることだよ。


▼ラドン、に負けず劣らず、有名な怪獣に、キングギドラ
というのがいた。
全身金ぴかで、体ひとつに首3つ、という、
異色のデザインがインプレッシブなやつばらだ。
体ひとつに首3つ、というのんは、けっこう便利かもな。
2つが漫才、1つが聴衆、とか。
2つが喧嘩、1つが仲裁、とか。
派閥ができると難儀だが。

King

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