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2009年1月19日 (月)

音楽の味付け

沢山あるのはいいことだ。全部あればさらによし。
金儲けの秘訣 ・第242条)



最近いくつか、ヘッドホンを買った。
イヤホンタイプから巨大なものまで、
すでに買ったひとのたちの評価を参考に、
通販サイトから、もちろん自己責任で買ったわけだ。

電機店などで試し聴きしてから買った方が本当に自分にとって、
必要なものが手に入るのは重々承知なのだけど、
最近は、出不精に拍車がかかっているのんで、
そんなめんどくさいことはようしない。

えーい、ままよおーい、ぱぱよ、と買ってしまう。

そのなかで、自分的に正解だったのは、BOSEのIEと、
audio-technica のATH-AD2000だ。
音質的にも、他のいろんな点でも、
全然性格の違うこの2つの製品なんだけれど、
自分的にはともに非常に気に入ってしまったのんだ。

IEは、イヤホンタイプの小さなもので、iPod用に使用している。
よくもあしくもBOSEの音
という意見はたぶん当を得ているのだろう。

ぼくは以前にも書いたように、BOSEの音を愛している。
BOSEの製品は、ピュアオーディオ系のマニアからは、
あまり評判が芳しくないようだ。
ぼくのように、なるべく安価にいい音を、と考える、
コストパフォーマンス重視の人間には評価される一方、
記録された音をあるがままに再生することがなによりも重要、
と考えるひとたちには、BOSE SOUNDは、
邪道とも思えるらしい。

BOSEの音、というのは、役者のとあるひとの演技に
似ているかもしれない。
かれは、パイロットを演じても、ピアニストを演じても、
総理大臣を演じても、何を演じても、かれ自身から逃れられない。
それは存在感でもあろうし、役者としては、ある意味、
欠陥でもあると思う。
しかしながら、かれを見たいというひとがいる限り、
それを支持しないヒトがとやかくいう必要もない。
そして音に関して、BOSEらしさ、
というのはそんな感じに似ている、とぼくは思うのんだ。

他方、ATH-AD2000は、ヘッドホンとしてはかなり巨大なもので、
自宅で夜間に大音量で音楽を聴くために使用している。
今まで聞こえなかったような音まで聞こえるし、
もちろんそんな値段では買っていないけれど、
たしかに定価8万円という値段だけのことはあるなー、
と思える一品だ。
普通に聴いていれば、なかなか聞こえなかった、
演奏者が発する鼻歌やうなり声でさえも、
きれいに再生してしまう能力は凄いと思う。

ただ側圧がきつく、長時間つけているのがけっこうつらいので、
ゼンハイザーのHD595を買った。
これは、ATH-AD2000よりは、つけた感じがきつくなく、
またこれ自体も、ATH-AD2000とはかなり雰囲気は違うものの、
とてもいい音のヘッドホンで、最近ではむしろ、
こっちをつけている時間の方が長いかもしれない。

ところで、以前グールドの再創造、を取り上げた。
グレン・グールドがおおむかし演奏した、
モノラル録音のバッハのゴルトベルク変奏曲集を
コンピュータによる解析によって、現代の優れた技術で再構築し、
再録音したCDを発売した、という件だ。
これに関して、実際に聴いたファンから、
グールドの声が入ってないゴルトベルクはゴルトベルクぢゃない、
という意見が非常に多く出たようだ。

音質さえよくすれば、客は満足するに違いない
と企画したレコード会社のヒトは考え、
かれの鼻歌やうなり声は、すでに音楽の一部になっていた
ことには気づかなかった、というわけだ。

ぼくもまた上記ヘッドホンたちで、
ときに通奏低音のように音楽とともにある、
グールドの鼻歌を楽しもうかなと思うのだ。

Photo








▼よいヘッドホンを買うと、今度はヘッドホンアンプが
ほしくなる。
LUXMANが欲しかったけれど、置くところがないので、
今回はあきらめて、クリークというイギリスの会社の
OBH-21を買った。
場所を取らないのが取柄だが、
どうもそれ以上の製品でもなさそうだ。
ちょいと場所を作って、また別のヘッドホンアンプを買おうかな、
と思わないでもない、今日この頃。
オーディオは凝り始めると無間地獄なので、気をつけないと。。。

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