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2009年1月 1日 (木)

百人坊主

復讐は無駄。
金儲けの秘訣 ・第83条)


タイは仏教国である、とガイドブックには載っている。
たしかに仏教徒が多く、お坊さんの地位が高い反面、
小乗仏教ゆえ、戒律は厳しく、
妻帯どころか、女性に触れることも許されず、
その他の快楽からも離れた生活を強いられる。
それゆえに、社会的には大きな尊敬も得られるわけだ。

以前も書いたような気がするが、
日本のお坊さんが職業的であるのに対し、
タイのお坊さんは、身分であり、階級なのである。

ただしそれがために、僧としての規範を逸脱すると、
刑事罰まである
、ということだ。

ガイドブックには、93%だかが仏教徒である、
と政府発表の数字が載っていたりするが、
実際は、もう少し他の宗教、イスラム教徒なんかが、
南部を中心に多いような印象を受ける。

また、むかしそごう百貨店があった、エラワンプームのように、
仏教とは直接関係のなさそうなものも、
タイ人は、拝んでいるようなので、そのへんは、
日本人同様、臨機応変なところもあるのかもしれぬ。

ただ、日本人のように、結婚はキリスト教式、
七五三のお宮参りや受験は、神社にお願いをして、
死んだら、お寺のお世話になる、
というような自在さは、ないようだ。

しかしながら、日本人の宗教意識が、
こんな風になってしまったのんは、
為政者による、政治的な意図もあったようで、
落語なんかを聴いていると、一般庶民が、
神さんやお寺さんに気を遣っている様子が描き出されていて、
興味深かったりする。

百人坊主は、お伊勢参りに関する落語で、
ぼくはけっこう好きな噺だ。
ある集落で、村民の間で、お伊勢参りに行きたい、
との話がでるが、毎年、トラブルを起こす村人達に、
庄屋さんはうんとはいわない。
しかしながら、今回はでったい身内同士で喧嘩いたしません、
もし、喧嘩沙汰を起こしたならば、村から追放されて、
流人にされても、文句は言いません、という約束をしたうえで、
ついに今年もお伊勢参りが行なわれることになる。

道中は、まず京までの船旅だ。
しかしながら、慣れない船で寝付けないから、
酒が飲みたい、という村人達に対し、
酒を飲んで喧嘩されることを恐れた庄屋はうんとはいわない。
そこで、ひとり2合まで、ということで折り合いをつけ、
万事丸く収まった、と思えたのもつかの間、
村一番の乱暴者が、他人の分まで飲んでぐうぐう寝てしまった。
自分の分の酒を飲まれた他の村民は、
喧嘩することは許されないため、とりあえず我慢したものの、
乱暴者が酔っ払って寝ているのをいいことに、
このおとこの頭を坊主にしてしまう。。。

というようなところから、噺は佳境に入っていくのだけれど、
結局、坊主にされたおとこは、お伊勢参りを諦める
その理由が、伊勢の神さんは坊主が嫌いだから、
ということなのだ。

ところで、最近テレビで、世界のなべあつ氏が、
自分の奥さんの話をしているのをたまたま聞いた。
かれによると、奥さんは、かなり風変わりなところがあって、
ある日、なべあつ氏が自宅に帰ると、
彼女は、なぜか丸坊主にしていたそうだ。
そんな奥さんを連れて、かれはお正月にお伊勢参りにいった
そうだけれど、古人の暴れん坊が二の足を踏んだ行為
かれらはどうどうと行ったことになる。

考えようによっては、宗教的に無分別な今の日本人よりも、
江戸時代の人のほうがエチケットがあるなー、
と思ったりした、おっさんであることだよ。

 

▼お坊さん、といえば、関西の人気番組、
探偵ナイトスクープで、ぼんさんが屁をこいた
(関西地方で子どもが、十読む代わりに使うことば)を
実際にお坊さんを集めて、(特撮やCGでなく)実演で
していたが、タイでは考えられない。
いくら単なる職業とはいえ、
日本の坊さん、サバケ過ぎ。。。

 

▼ぼんさんが屁をこいた、といえば、
定吉七番シリーズ、オクトパシー・タコ焼き娘で、
大阪の味覚を破壊すべく暗躍した、インド人の悪党、
アジミール・シンが、関西人類に復讐を企てるきっかけに
なったのが、この十を数えることばだった。
ぼんさんが屁をこいた、とか、だるまさんがころんだ、
というべきところ、かれが育った地域では、
インド人のフンドシ、と数えるのだと。
ということで、今回の写真は、インド人のフンドシ、、、
ではなく、タイのお坊さん。

Photo_2






インド人のフンドシ、といえば、
このオクトパシー・タコ焼き娘の講談社文庫版によると、
静岡県で十数えるとき、
インデアンのチンポコ、ということになっている。
しかしながら、旧版の角川文庫所蔵のこの作品では、
静岡県でこそ、インデアンのフンドシ、といい、
シンの育った地域では、インド人のクロンボ
と数えたことになっていた。
事実誤認もあるし、差別的でもあるし、
いい表現では決してないと思うけれど、
そのことばを回避せんがためだけに、
史実
(なんだよね?)を勝手に捻じ曲げていいのんか、
と思ったりしたのだが。。。

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コメント

各位

あけましておめでとうございます。
本年もよろしうにお願いいたします。

                ぷんぷい拝

あけましておめでとうございます!

お伊勢参り、昨日行ってきましたよ!

でも、お伊勢さんや神社は
他の宗教の人も「来る者は拒まず」の姿勢で
受け入れるというようなことがどこかにあった気がしますが…

今年も何卒よろしくお願いいたします!

はぎ妻さん、まいど^^

>あけましておめでとうございます!
あめましておめでとうございます。

>お伊勢参り、昨日行ってきましたよ!
それはグッドタイミング(^^?
あっしは成田ですが、成田山へはお参りしませんでした^^;
ちなみに、初詣客、多いようですが、成田山はお寺ですよね。
正月のお参りは、神社派が多いようですが。

>でも、お伊勢さんや神社は
他の宗教の人も「来る者は拒まず」の姿勢で
>受け入れるというようなことがどこかにあった気がしますが…
でも、明治の初めだったか、廃仏毀釈とかありませんでしたっけ^^

>今年も何卒よろしくお願いいたします!
今年もよろしくです。

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