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2008年10月26日 (日)

あっし、教える、日本語

口先だけで何とかなる時は、絶対ラチナムを使うな。
金儲けの秘訣 ・第60条)



以前、老後の自分について語ったことがある。
タイで、日本語教育を行いながら、日本の未婚男性に、
花嫁を斡旋する仕事を行なう、ということだ。
実際に行なえるかどうか、ということはおいといて、
もしぼくが日本語を教えるとすれば、
旧来の日本語教育法を踏襲するつもりはない。

タイ語の学習をした経験から考えるに、
日本語はけっこう難しい言語だと思う。
書いたり読んだりという点をとりあえず無視しても、
動詞や形容詞は変化するし、敬語はあるし。

そこで、日本語を単純化して教え、意思の疎通
ということのみに力点を置いてカリキュラムを組み、
ややこしいことは、その後の人生で必要になってから、
家庭なりで日本の学校なりで解決していただく、
という方法をぼくはとりたい。
基本的には、単語を覚えることのみに資源を投入し、
文法的なことはかなりしぼって教える。

まず、動詞や形容詞は基本形しか教えない。
否定形は、すべて、「しない」、か、「ない」、
過去形は、すべて、「した」、
未来形は、「つもり」、か、「きっと」、
敬語は、すべて、「です」、
疑問形は、すべて、「ですか」、
許可は、「OK」、か、「いいですか」、
依頼は、すべて、「お願い」、
可能は、すべて、「できる」、
希望は、「ください」、か、「ほしい」、
を付加することで解決する。

たとえば、

I eat dogs.だと、
わたし、食べる、犬、

I don't eat dogs.
だと、
わたし、食べるない、犬、

I ate dog
s.だと、
わたし、食べるした、犬、

I will eat dogs.
だと、
わたし、食べる、つもり、犬、

Do you eat dogs?
だと、
あなた、食べる、ですか?、犬、

Can you eat dogs?
だと、
あなた、食べる、できるですか?、犬、

Do you want to eat dogs?
だと、
あなた、食べる、ほしいですか?、犬、

という具合だ。

けっこう通じると思うし、
「て」形だの、5段活用だの、上品な日本語だの、
そういうことは、考えないのんだ。
なんでかというと、文法を学ぶことは
多くのひとにとって楽しい作業ではないし、
正しい日本語でなくても、通じれば楽しく学習できるだろうし、
楽しければ長続きする。
長く続ければ、ますます通じやすくなると考えるからだ。

聞くところによれば、今の外国人のための日本語教育は、
日本で労働するのに必要な、きれいな日本語を教える
のに、重きをおいているそうだ。
たしかにアルバイトができなければ、
日本の国で生活するのに学生なら困るかもしれないが、
ぼくが目指すのはそういうことではないのだから、
問題ないのんである。

そのうち、自動翻訳機みたいなものができて、
ことばの壁、というものはなくなるのかもしれないが、
電池が切れたら、夫婦で会話ができない、
というのも味気ないだろうしさ。

ぼくが日本語教育に一石を投じる、
なぞと大きく出てみたりすんのであった。


▼ちなみに、あっしが知る限り、一番易しい言語は、
インドネシア語、と、マレー語だと思う。
アルファベットだし、声調はないし、変化はしないし、さ。

Photo Photo_4











写真は、マレーシア国旗風の衣装を着た、にいさん、ねえさん。

2008年10月19日 (日)

千両みかん

一念は在庫の山をも動かす。
金儲けの秘訣 ・第96条)


ぼくは怠け者だ。
手間のかかることが大嫌いで、
洗うのが嫌さに家に炊飯器がない、ことは以前書いた。

同じ理由で、果物も器具、たとえば、包丁がないと剥けない物は、
味の好き嫌いはおいといて、買わないし、めったに食べない。

リンゴはわりと好きな果物だけれど、
皮のまま食べたくないし、かといって、剥くのも嫌なので、
まず買わない、というわけだ。

逆によく食べる果物は、1番目にバナナ、
2番目にみかん、である。
どちらも、手で剥けるし、あまり手も汚れない。
怠け者の果物、というのはまったく本当なんである。

バナナは、比較的安価で輸入品が年中あるが、
うちの両親がこどもだったころは、
けっこう値の張る果物だったらしい。

みかんも最近ではけっこう夏場でも見かけるが、
むかしは、冬場しか食べることができないものであったようだ。

しかしながら、シーズン外でもみかんを食べたい、
というわがままな欲求に対し、供給者や販売者は、
さまざまな努力を重ねてきた。
缶詰や真空パックにして、保存する技術がそれに挙げられる
だろうし、品種を改良して、暑い時期でも実がなる技術を
開発するのもまた、そういった要望に対する、
ひとつの答えだったのだろう。

ぼくが子どものころは、冷凍みかん、といって、
みかんを皮のまんま凍らしたものもあったけれど、
あれは夏場もあったのだろうか。
もしあったのならば、それもひとつの方法だった、
のかもしれない。

古典落語に、千両みかん、というネタがある。

缶詰も品種改良も冷凍みかんもなかったむかし、
夏場にみかんを食べたい気持ちが高じたあまり、
病気になってしまった、商家の若旦那のために、
店の番頭が大阪ぢゅう、みかんを探す、という噺だ。

結果、ひとつだけ見つかったみかんに、
みかん問屋の主は、千両、という値段をつける。
何千箱というみかんを囲うた結果、
このひとつのみかんがたったひとつ良好な状態で残ったのだから、
代金を払うというのなら、何千箱というみかんを囲うた費用を
でんぶ払ってもらいましょ、というわけだ。

けちだ、しぶちんだ、と思われていた若旦那の父親である、
番頭の雇用主は、それで跡取り息子の命が助かるなら安いものだ、
とみかんひとつに、ぽんと千両払った。

翌年、暖簾分けをしてもらうときに、
50両も出してもらえれば、いいとこだろう、
なのにこのみかんは、ひとつ千両、
という現実に混乱した当の番頭は、
10ピースあったみかんの3ピースをもって、
出奔してしまう、という落ちだ。

そういえば、最近でも、宮崎産や宮古島産のマンゴーが、
ひとつ何千円もする、というニュースがあった。
安い台湾産に国産のシールを貼り替えて、
だまして売る者まで現われる始末、だということだ。

ぼくはカルフールで売ってる、100円のフィリピン産でいいや、
と思うのだけど、きっと味のわからない、
おっさんなんだろうね(^^;)


▼ちなみに最近、バナナがスーパーの棚から消えてる、らしい。
なんでも、ダイエットにバナナがよいとか。
そういえば、お猿に肥満児がいなさそうなのは、
バナナを食べてるせいなんかな^^;

Photo Photo_2






写真は、バンコクのマンゴタンゴ
というマンゴー専門店のマンゴースィーツ(笑)
安くて美味しいのんで、バンコクに行く機会があるひとは、
食べてみるがいいよ(^^♪


2008年10月12日 (日)

アドバンテージ

死にかけているフェレンギ人からの忠告は信頼するな。
聞くのはかまわないが。
金儲けの秘訣 ・第73条)




傾斜10度の坂道を
腰の曲がった老婆が 少しずつのぼってゆく
紫色の風呂敷包みは
また少しまた少し 重くなったようだ
彼女の自慢だった足は
うすい草履の上で 横すべり横すべり
のぼれども のぼれども
どこへも着きはしない そんな気がしてくるようだ

冬から春へと坂を降り 夏から夜へと坂を降り
愛から冬へと人づたい
のぼりの傾斜は けわしくなるばかり

としをとるのはステキなことです そうじゃないですか
忘れっぽいのはステキなことです そうじゃないですか
悲しい記憶の数ばかり
飽和の量より増えたなら
忘れるよりほかないじゃありませんか・・・
(詞:中島みゆき「傾斜」より)

 

まだ腰は曲がっていないものの、
ぼくも自分の年齢を意識するようになってもう久しい。
歳をとることは、肉体的な自由を失っていくことだ、
という現実を日々実感しているのだけれど、
歳をとったことで、よかったなー、
と思えることもたまにはあったりする。

たとえば、まわりに少なからずいる、素敵な女性に、
無分別に心奪われなくなってきた
こともそのひとつだ。

若いころ、ぼくは惚れっぽい男であった。
鉛筆を拾ってもらったといえば恋し、
おはよう、といわれれば、もう夢中、
なんてテイタラクだったわけだ。

しかしながら、じゃっかんの自己弁護が許されるのであれば、
これはぼくだけの傾向ではなく、
若い、という状況からくる、特色のひとつなんだろう、と思う。

そして、長く苦しかった(T_T)人生のなかで、
対女性への免疫力も次第についてきたのだろう、
またあるいは、女性への無邪気な憧れ、も減じてきたのだろう、
最近はめっきり女性に心奪われる、ということはなくなった。

ひととひとが、いっしょにいれば、摩擦が起こる。
これは、物理学の法則と同様なのだ、と思う。

むかしはそれよりは、みずからの相手を求めよう、
という推進力の方が摩擦力を上回っていたのんで、
きっと、次から次へとあらわれる素敵な女性たちに、
マクラーレン時代のホンダF1エンジンのようなパワーで、
惚れまくっていたわけだ。

今は、エンジンパワーよりは、制動力の方が上回っている。
素敵な女性を見かけても、
惚れない理性があっと的に勝っているし、
なにか自分に合わない理由を探す癖が身についてきた。

ラグビーなんかで、反則のたびに試合を止めずに、
様子を見る、あれ、
いわゆる、アドバンテージをみる
ことができるようになったわけだ。

そしてその結果、大概そのまま流してしまう
女性たちとの接点を敢えて追求しないのんだ。

歳をとるって素敵、ですか(^o^)



▼自動車レースの歴史に常に大きな足跡を残してきたホンダが、
F1に復活してからこっち、不振続きだ。
エンジンサプライヤーとして、マクラーレンホンダ時代の栄光を
知るものとしては、淋しい限りだが、
これが、レースの厳しさ、ともいえる。
どんな栄光も技術的なアドバンテージも、
進歩が早すぎて、遺産として持ち越せないのんだ。
そういえば、自民党をぶっつぶす、とか、
構造改革とか、いって、日本国のシステムに
深刻なダメージを与えた小泉純一郎元首相だが、
息子に選挙区を譲るようだ。
元首相の息子は、親の七光りという、
大きなアドバンテージを持って、政界に進出するわけだ。
これは、ぶっつぶさくなくても、改革しなくても、
いいんですかねー、小泉さん

と会う機会があれば、訊きたいものだ。

Mp45b






写真は、ゲルハルト・ベルガーの駆る、
ホンダマルボマロクラーレン、MP4/5B
の模型(汚)

2008年10月 5日 (日)

フリーズ

正直な顧客はだますことができない。
しかしやってみる分にはかまわない。
金儲けの秘訣 ・第2条)



ホームアローンの何作目だったか、
銃をもった強盗に、フリーズ、とすごまれて、
犬が前足の1本をあげたまま、静止する、というシーンが、
映画のCMで頻繁に流れていた作品があった。

フリーズ、とは、凍り付く、というのが一般的な意味
だと思うけれど、ねじが錆び付いて、動かなくなる、
のもフリーズらしいし、それよりもなによりも、
このことばを日常的に使用するようになったのは、
ウィンドウズPCを使うようになってからだ。

むかし、2チャンネルの海外ドラマ板かなにかの
スレッドのひとつに、スタートレック関係で、
こんなエンタープライズ号はいやだ、というのがあって、
艦のコンピュータのOSがウィンドウズで、
戦闘中にフリーズして、再起動してる間に
敵にやられるエンタープライズ号

という書込みがあって、ひとり爆笑した記憶がある。

最近でもアップルのCMで、
アップルコンピュータを象徴するおとこと、
ウィンドウズのコンピュータを象徴するおとこが登場して、
ウィンドウズおとこがCM中に固まってしまう、
というものもあった。

しかしながら、PCにもよるのだろうけれど、
XPになってからのウィンドウズは、めったに固まらなくなった。
98以前に比べ、10分の1以下、
ひょっとすると100分の1以下かもしれない。

そう考えると、あのアップルのCMは、
オーバーに相手の欠点をあげつらう、悪意のあるもの、
といわれても仕方ないような気がする。

他の項目はともかく、現在のウィンドウズPCで、
あのCMのように、頻繁に固まるのは、
古いOSを使用しているか、なにかハード上の問題、
たとえば、メモリやハードディスク容量が充分でないなど、
個体としての問題がある場合が多いのではないか、と思う。

最近は、ウィンドウズのOSも起動できる、
アップル・コンピュータもあるようだし、
アップルが息を吹き返すきっかけとなった、
iPodの販売上の大成功は、
ウィンドウズでiPodが使用できるようにしたからだし、
それを考えれば、あんまり悪意あるCMを打つのは、
いかがなものか、とも思うのだが。

ところで以前、村上春樹著のエッセイ集、
村上ラヂオを読んでいたら、
アップルコンピュータのマッキントッシュというのは、
旭、というりんごの種類だと書いてあった。

アップルのマック、とか横文字にするとかっこええ感じ
がするけれど、日本語にすると、りんご電算機の旭型機械、
ということになるのだろうか。

あのおされなりんごマークの機械も、
日本語に直訳すると、あんまりかっこよくないよな、
もたぬ僻みをいってみる、おっさんなんである。


▼iPod型携帯電話機、と呼んでいいのんか、
iPhoneが発売されたが、日本では苦戦しているようだ。
当初、購入のために朝早く並ぶような事態も発生した
ようだけれど、その後、ネガティブな情報もいろいろ流れ、
思ったようには売れていないらしい。
ざまあみろ、禿げ、というような意見も
よく目にする、今日この頃^^;

Photo

 

 

写真は、うちのアイホン。



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