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2008年7月15日 (火)

モス・爺婆(ジーバー)

法はみなを平等にする。しかし正義は一番金持ちのところに行く。
金儲けの秘訣 ・第138条)



台湾に最近行く機会が多い。
そんな話を友人なんかにすると、
本場の中華はおいしいのでしょうね
などと言われるのだけれど、ぼくは、
たぶんおいしいのでしょうね
と答えざるをえない。

独りで台湾をうろうろするようになってから、
いわゆる、中華料理をかの地で食したことは
1度もない
のんだ。

じゃあ、どんなものを食べているのか、というと、
ほとんどファーストフードか、吉野家の牛丼で、
こないだは、大吉の焼き鳥を食べた。
コンビニのおにぎり、というときもある。
そもそも、タイ料理以外の食べ物に、あんまり関心がないのんだ。

だから、日本ではあんまり食べない、ファーストフードも、
海外で独りな状況では便利なので、よく利用する。

そして、台湾でよく行くのは、マクド、ではなく、
KFCとモス・バーガーだ。
さて、そのモス、が今日の話題なんである。

うまいこというひとがいるもんだ、と感心したのだけれど、
最近、深夜の労働力不足を解決するために、
ファーストフード店が高齢者を使用し始めたところ、
かれらの人生経験を生かしたきめ細かいサービス、
が評判
になった、という話は聞いていたのだけれど、
それが、モス・爺婆(ジーバー)、と呼ばれているらしい。

考えてみれば、たしかにファーストフード店の店員が、
若くなければならない必要はないし、
若年層の人口が減り、逆に歳を重ねると、
労働市場では限定的な仕事しか見つからない状況では、
まさにコロンブスの卵
とでもいうべき、斬新な発想かもしれない。
それどころか、ある意味、
労働市場における、新大陸の発見に近い、
大発見かもしれないのんだ。

海外に行くと、ぼくの場合、
それは往々にしてアジア地域なのだけれど、
けっこう老人が働いているさまを今でもみたりする。
そして、日本でもオキナワなどでは今でも、
そういうことがあるようだ。

もちろん、福祉の問題が大きな要因なのかもしれないが、
からだが動く限り、働く、ということに幸せを感じる
にもかかわらず、その場所がみつからなかったり、
働くと却って生活上や金銭上、不利になるから働けない、
というような状況があるために、
労働可能なひとたちが、もし働けないのであれば、
行きすぎた福祉、というのもある意味不幸
なのかもしれないな、と思ったりする。

もちろん、ぼくのように、働くのが嫌いで、
一刻も早く、老後を迎えたい、
と思っているひとも多くいるのだろうけれど。

今回のモスバーガーのように、適材適所で、
高齢者がうまく社会参加できることは、
来るべき高齢化社会のいい見本になるのだろう。

同業他社が、労働力不足を店長に押しつけ
それにふさわしい手当てをしてこなかったばかりに、
裁判沙汰になった事件が大きく取り上げられたばかりなだけに、
こころあたたまる、ええ話ではないっすかね(^^


▼その店長の裁判の顛末をみてあっしが思うのは、
日本の労働者が保守的である、ということだ。
同様の状況におかれているひとたちがきっとたくさんいた、
にもかかわらず、かれはたった一人で裁判を起こし、闘っている。
たぶん、日本の労働者の権利が闘って勝ち得たものではなく
戦争に負けた結果、自動的に付与されたものである、
ということも関係あるのだろう。

日本の労働者よ、自分の権利のために団結せよ

と煽ってみる、今日のおっさん、なんである。

 

 

Mostpe

 

  モス@台北

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