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2008年5月23日 (金)

左手(その2)

さて、シャワーは諦めたものの、諦められないこともある。
まずはトイレだ。
小用は便座カバーを足で持ち上げて、水も足で流す。
大きな用の方は座ったあと、立てるかどうか、
というのが問題だったのだが、
トイレのドアノブにつかまって立てた。
実家のトイレがシャワートイレだったのも助かった。

ドアノブ、といえば、奥さまは魔女、に出てくる、
とんまな魔女のクララおばさんは、
ドアノブのコレクターだったよな。

ドアノブの大切さ、ありがたさを思い知る。

出す方に比べ、食べる方は容易い。
左で箸とスプーンを使いわけて食べる。
歯磨きも回数をこなすうちにだんだんうまくなる。
洗顔はまだ無理なので母親に濡れタオルを用意してもらう。
痛くさえなければ、けっこう何でもできるかも。
少しずつ片手の自分に慣れてきたのであった。

2日も立つとだいぶ痛みも少なくなってきた。
骨がくっつくまではやたらめったら
動きまわるわけにはいかないが、
左手だけでできることを増やしていかないと、と思う。
急には無理でも痛くさえなければ、
仕事に行くこともできるしさ。

医者に行って、診察してもらうと、
1ヵ月か1ヵ月半でくっつくだろう、とのだった。
ちょいと職場に顔を出してからまた実家に帰る。

思えば、実家で仏像のように動かず坐ってる、
という経験はここ十数年なかった。
一人暮らしを始めた時期と、
海外へ頻繁に行き始めた時期が重なっていたためで、
長い休みは常に海外にいた。
今は選びようもないから実家にいるが、
なんとも退屈なものだ。

骨が折れてから、1週間も立つと、
我慢できなくなって、職場にでかけることにした。

行きは車で送ってもらい、帰りは電車に乗って帰る。
骨折が悪化するリスクも人ごみでぶつかられたり、
うっかり転んだりして収拾がつかなくなったりするリスクも、
自分持ちだけれど、仕方ない。

現状に慣れ、現状を楽しむ、
というのが最近のモットーなので、
とりあえず慣れないと、
と思うおっさんなのであったことだよ。



▼仏像、といっても、坐ってる、とは限らないが。。。

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コメント

ご両親がお元気で本当によかったですね。
こんなときは頼りになりますから。

>現状に慣れ、現状を楽しむ、
>というのが最近のモットーなので、

こんな状況にありながらも「現状を楽しもう」という師匠のお気持ちはすばらしいですね。
私もいろんなことがあっても
そういう考え方で楽しんでいこうと思わされましたよ♪

はぎ妻さん、まいど^^

>ご両親がお元気で本当によかったですね。
>こんなときは頼りになりますから。
まったくでやんす^^
もちろん、はぎ妻さんのような素敵な奥さん(←ここ太字)
がいれば、さらによかったのですが(^^♪

>>現状に慣れ、現状を楽しむ、
>>というのが最近のモットーなので、
>こんな状況にありながらも「現状を楽しもう」
>という師匠のお気持ちはすばらしいですね。
後付けの理由ですけどね^^;
元気なのが何よりですが、
もっと年取ってから、初骨折を喰らうよりは
よかったかな、とも思います'`,、('∀`) '`,、

>私もいろんなことがあっても
>そういう考え方で楽しんでいこうと思わされましたよ♪
でわ、みんなで輪になって踊ろ、踊ろ、それ、踊ろ、
やれ、踊ろ♪トシュールニキョウハオワッテミタリシテ。。。

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