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2008年4月27日 (日)

枯渇

経験と欲望は、若さと才能に勝る。
金儲けの秘訣 ・第49条)


子供のころ、信じられていた伝説、というか定説のひとつに、
あと30年ほどすれば石油資源は枯渇する
ということがあった。

しかしながら、もうすでに軽く30年以上は立っているけれど、
石油資源が枯渇しそうな様子は今のところ見られない。
ひょっとすると、原油価格の高騰に伴って、
採掘できる範囲が広がり、むしろその結果、
かえって埋蔵量は増えているのかもしれない。

だがこれじゃあ、まるで、電化製品だけを進化させながら、
いつまでも無限地獄のように同じ日常を営んでる
アニメのサザエさん一家と同じぢゃん、
とか思ったりするのだけれど、サザエさん一家の日常劇と違い、
石油資源は使い続けるかぎり、いずれは枯渇する
のは間違いないだろう。

ところで、ある程度、枯渇までの期限が推測できる、
石油資源と違って、埋蔵量が読めないのが、
個人の才能
、だろう。
無いように見えて、なかなか枯渇しない才能があれば、
無尽蔵に見えて、簡単に枯渇した才能がある。

よく論議されるのが、モーツァルトの才能についてだ。
かれは、40年に足らない人生で、
大小600を超える作品群を残し、
今なおそれらはぼくたちを慰めてくれる。

もしかれが、ハイドンのように長生きしたならば、
いったいどんな風になっていただろう、ということだ。

晩年かれが残したようなすばらしい作品を
同じペースで生み出していたのんか、
それとも、あれ以上の作品はもう生まれようがなかったのか。

もう死んでしまったかれが、作品を書くことはないわけで、
この謎に答えはないのだけれども、
もしぼくが、神さまからたったひとり分だけ、
人生を延長できる権限が与えられたのなら、
ぼくが延長する人生は、自分のものではなく、
モーツァルトのものだろう、
というのは今のところの結論なのである。



▼しかしながら、われわれはたくさんの枯渇した才能や、
その才能のその後の人生をみてきた。
悲しいことに、ちょうどいいときに
そのキャリアを終えることができるひとは、稀だ。
ちょうどいいときに終えたひとは、きっとまだまだできたのでわ、
と言われ勝ちだからだろう。
ちょうどいいときに終えられなかったひとは、
生涯現役にこだわり、そして、晩節を汚すことになる。
書き手としてあっしの手本のひとりである、中島らも氏も、
残念ながら、出所後はあまりいい仕事をされてなかったと思う。
幸か不幸か、かれはその後すぐに逝ってしまったが。
かれのすばらしい作品群と、
出し切られた才能にに合掌。。。(-人-)


  

Eco 油いらずのecoタクシー@こくさいどおり。
エネルギー源は、ごはん??

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コメント

中島敦も体が弱くて早死にしたからああいう作品が書けたのだという人も多いです。

ちょうどいい時に死ぬって、なかなか難しそうですが、
神様から見たら一番良い時に死ぬようになっているのでしょうね。

中島らも氏も早くに亡くなってもったいなかったですけど、ほんと師匠がおっしゃるように出所後は以前のようにパッとはしませんでしたよね。
あれは一体どうしてだったのでしょう?
あんなに面白い作品を沢山書いていたのに。
クスリのせい??

↑クスリなじゃくて大麻でしたね!?
失礼しました!らも様!!!(汗)

はぎ妻さん、まいど^^

>中島敦も体が弱くて早死にしたから
>ああいう作品が書けたのだという人も多いです。
>ちょうどいい時に死ぬって、なかなか難しそうですが、
>神様から見たら一番良い時に死ぬように
>なっているのでしょうね。
一番良い時に死ぬ、というのはほんとに
神業のように思えますね^^
むしろ、一番いいときに死ねないのが、
神さんの与える試練とか、バチなのかなとか、
とも思いますな。
あっしは、早死にはいいけど、
惚けて長生きしたくないので、
なんかいい方法はないものか、と模索中っす^^;
信心、以外でいい方法があればいいんすけどね(^^

>中島らも氏も早くに亡くなってもったいなかったですけど、
>ほんと師匠がおっしゃるように出所後は
>以前のようにパッとはしませんでしたよね。
>あれは一体どうしてだったのでしょう?
>あんなに面白い作品を沢山書いていたのに。
>クスリのせい??
>↑クスリなじゃくて大麻でしたね!?
>失礼しました!らも様!!!(汗)
もし、非合法物質でいいものが書けてたのなら、
合法な国に移住する、という手もあったですね^^;

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