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2008年1月 5日 (土)

シューベルト

セックスと収入はどちらも長続きしない。
金儲けの秘訣 ・第4条)


クラウディオ・アラウの弾く、ショパンのノクターンを
聴いていたら、魂をもってかれそうになった。
10月の肌寒い朝のことだ。

ときどき聞こえる、かれの息づかいが
ぼくを現実に引き戻してくれる。

若い頃から、ピアノで演奏された音楽が好きで、
そもそもクラシックを聴き始めたのは、
ショパンから、だったと思う。
それも、たしかノクターン(夜想曲)だ。

当時ノクターンの全集の、レコードでの選択肢は、
ワイセンベルクか、ルービンシュタインしかなかった、
と記憶している。

高校生だった、とある土曜の夕方、
ぼくがワイセンベルクの方を買って帰ると、
テレビでは、奥さまは魔女、がやっていて、
サマンサの配偶者、ダーリン・スティーブンスが、
美しいものをたとえるのに、
ショパンのノクターンを挙げるセリフがあり、
妙な因縁を感じたりしたものだ。

その後、ショパン以外にもいろんな、
ピアノの独奏による音楽を聴いた。
バッハ、モーツァルト、ベートーベン、ドビュッシー、などなど。

しかしながら、そんな若い日も、
シューベルトのピアノ曲は苦手だった。

とにかく長い曲が多いし。
弾いてるきみは気分がいいかもしれないが、
えんえん聴かされてる方はたまらん、と思ってた。
その美しさがわからなかったのんだ。
でも最近は、BGMでしか音楽を聴かないせいもあるんだろけど、
かれのピアノ曲は、お気に入りの音楽になりつつある。

ぼくのもっているシューベルトは、
ケンプの7枚組のグラモフォン盤と、
ポリーニの、さすらいびと他のCDだ。

秋の夜長、いつ果てるともしれぬ、
かれの長大なソナタたちを聴くのんは、いいものだ。

そういえば、秋の夜長、どころか、
いつの間にか、年も明けちまったけんどさ^^;


▼シューベルトとのファーストコンタクトは、たしか、
中学校の音楽の時間に聴いた、
日本語歌唱の、魔王、だった。

音楽室には、2重あごの彼の肖像画が飾ってあり、
歌曲の王、シューベルト、なる標示がされていたような。

このあいだ、通勤途上のラジオから、
誰の歌ったものだかは忘れたけんど、
冬の旅、が流れてきて、1曲目の、おやすみ、
がその日のぼくのテーマ曲になった。

冬の旅、は美しいが、とっても暗い歌曲集で、
最初の2、3曲聴いただけでも陰鬱な気分になり、
全曲聴いたら、死にたくなる、ていうような作品だ。
少なくとも、朝、仕事に行くときに、聴くような音楽ではないな。
空気読めよ、国営ラヂオ。。。

しかしながら、あっしが職場でその、冬の旅、の第1曲を
鼻歌で口ずさんでいたら、
複数のひとから、今日はご機嫌ですね、
といわれたりした(^^;)、、、
のだけれど、どんな暗い音楽も明るく表現できるのは、
ある種の才能かもしれない。

ところで、むかし、テノールのペーター・シュライヤーが、
ギター伴奏で歌った、美しき水車屋の娘、の演奏会があり、
それをテレビで見てとても気に入ったあっしは、
レコードを買って持っていた記憶がある。
ピアノ伴奏のものよりも、くつろいだ感じが好きだったなー。
HMVのサイトで検索してみると、
輸入盤が千円ちょっとで売っていたのんで、
久しぶりにまた聴いてみるかな(^_^♪

Photo





ふらんつ・しゅーべるとさん

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コメント

同志、あけましておめでとうございます♪
シューベルトといえば確かに最初の出逢いは「魔王」か「野薔薇」になりますよね。小学校のカリキュラムがそうですから・・・。
(私のi-podnanoにはしっかりシューベルトの歌曲集が入ってたりして^^)

それにしても同志は相変わらずクラシックに造詣が深くて関心するばかりであります。

かの有名な「のだめカンタービレ」でのだめが弾いていたシューベルトのピアノソナタ16番イ短調なんてのは私大好きですね。長くて重い分ラストの盛り上がりがたまりませんですわ・・・。
ドラマで影響受けたりCMから入ったりと私のクラシックの聴き方はハチャメチャでミーハーなんですが、まあええもんはどう聴いてもええのんやなと開き直っております♪

ショパンのノクターンは第1番変ロ短調をフジ子・ヘミングの演奏で聴くとなぜか泣けてくるんですよねぇ、これが・・・

同志、あけましておめでとうございまする^^
今年もよろしくでござる<(_ _)>

>シューベルトといえば確かに最初の出逢いは
>「魔王」か「野薔薇」になりますよね。
>小学校のカリキュラムがそうですから・・・。
>(私のi-podnanoにはしっかりシューベルトの
>歌曲集が入ってたりして^^)
そういえば、野薔薇、というのもありやしたね^^
わらべはみたりぃ、野中のばーらー♪、でしたっけ(^^?

>それにしても同志は相変わらずクラシックに
>造詣が深くて関心するばかりであります。
そんなことはござりませんよ(^^
音楽は聴いて楽しければ、それがクラシックであろうと、
JAZZであろうと、POPミュージックであろうと、
演歌であろうと、浪曲であろうとジャンルは関係ねぇー、
という宗派にあっしは属してますのんで(^^

>かの有名な「のだめカンタービレ」で
>のだめが弾いていたシューベルトの
>ピアノソナタ16番イ短調なんてのは私大好きですね。
>長くて重い分ラストの盛り上がりがたまりませんですわ・・・。
昨日初めてテレビで見ました、のだめ(^^♪
あの話し方はちょっとあっしだめかも~^^;
でも、最後までみちゃいましたけど。
チャンネルも少なかったので(^^;

>ドラマで影響受けたりCMから入ったりと
>私のクラシックの聴き方はハチャメチャで
>ミーハーなんですが、まあええもんはどう聴いても
>ええのんやなと開き直っております♪
あっしもそうですし、同志の意見に異議なし、でやんす(^^)

>ショパンのノクターンは第1番変ロ短調を
>フジ子・ヘミングの演奏で聴くとなぜか
>泣けてくるんですよねぇ、これが・・・
あっしは、ふじ子・ふじおと聞くと、
なぜか大山のぶよさんを思い出す、
って、あんまり関係ないですよねぇ、これが・・・^^;

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