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2007年12月16日 (日)

カラヤン

一度売れたものは、二度売れる。
金儲けの秘訣・第12条)


むかし好きだったテレビドラマに、気まぐれ天使
というのがあったのは、以前にも書いた。
そのなかで、酒井和歌子、が演じる、下着会社の部長が、

ベルリン・フィル日本公演のコンサート、
行きたいけど、チケット買えるかしら、

みたいなセリフのある回があって、
それを聞いた石立鉄男演ずる、部下のだめ社員が、

指揮者はあの世界的な巨匠、ケロヨン

と、とぼけたことを言い、

それもいうなら、カラヤン、でしょう、

と当時役者だった副部長役の、森田健作元代議士が
つっこむというシーンがたしかあった。

当時のぼくには馬鹿受けの冗談だったのだけれど、
今のひとは、ケロヨンとカラヤン、どっちも知らないだろな。

さて、時代考証してみるに、彼女が欲しがったのは、たぶん、
1977年の東京・普門館での公演のチケットだろうと思われる。
ここはクラシックのコンサートをするには大きすぎる上、
当時、音響上の問題もあって、
そのことで、ヘルベルト・フォン・カラヤンは、
多くのアンチファンをつくることになってしまった、
と記憶している。

もちろん、かれ自身が大ホールでの演奏を望んだかどうか、
はわからないものの、かれらのギャラの問題は、
ホールの決定に大きな影響
を与えていた、
ことは間違いなかっただろうし。

ぼくも、当時あんまりかれのレコードやCDはもっていなかった。
まだ学生であんまり自由になるお金がなかったぼくは、
廉価盤を買うことが多く、
ドイツ・グラモフォンから発売されていた、
人気者のかれらの最新盤は、
廉価ではあんまり発売にならなかった、
というのが一番の理由だけれど、
それ以外にも、なんとなく、かれらのCDを敬遠してたのんは、
きっとぼくがひねくれた若者だった、ということもあるのだろう。

その後、長年に渡って蜜月状態にあったベルリン・フィルと、
人事の問題などで対立したかれは、カール・ベーム亡き後の、
ウィーン・フィルとの結びつきを急速に深めていく。

そして、1989年に亡くなる間際には、ベルリンを去って、
ウィーン・フィルとの新録音の計画をソニーとの間で持っており、
実際に契約にまで至っていた、ということだ。

最近、カラヤンが亡くなってから時間が立ってきたこともあり、
かれのCDが、比較的廉価で手にはいるようになってきた。
今、ぼくの手元にあるのは、1970年代に録音された、
ブラームス交響曲全集の2枚組、なのだけれど、
そこでは、時代を感じさせない、完璧な音楽が再現されている。

そして、いろんな点で批判も多くあったけれど、やはりかれは、
ずばぬけた大指揮者、という名にふさわしい存在であり、
また、当時のベルリン・フィルは、かれによって、
見事に維持された、世界最高峰品質の楽器だったのだなー、
ということを強く感じた、おっさんなんであったことだよ。

完全主義者であり、またナルシストであることを隠そうともせず、
レコードのジャケット写真にもこだわったかれだけれど、
かれのジャケット写真同様、かれの音楽もまた、
完璧なものだったことを今更ながら知り、
これからは、意識的にかれの残した音楽的遺産を
聴いてみようかな、と思った、秋の夜更け、なのであった。


▼台湾のCDショップでも、
かれのCDは、たくさん売られていたけれど、
かれの漢字は、カラオケのカラ、に、揚げ物の揚で、
卡拉揚(赫伯特·馮·卡拉揚(Herbert von Karajan )
と書くらしい。
おおよそ芸術的とはいいがたい感じがするよねー(^^;)
台湾公演も行なっていたかれだけど、
ナルシストだっただけに、漢字が読めなくてよかった、
と思うあっしなのだった。
下は台湾語のウィキペディア。
日本人には、なんとなく意味がわかってしまうのが、
台湾語のいいところなんだな。

Photo






赫伯特·馮·卡拉揚Herbert von Karajan
1908年4月5日1989年7月16日),
出生於薩爾斯堡,是一位奧地利指揮家
鍵盤樂器演奏家和導演
卡拉揚在指揮舞臺上活躍60年。
他帶領過歐洲眾多頂尖的樂團,
並且曾和柏林愛樂樂團有過長達30年的合作關係。
他熱衷於錄音和導演,為後人留下了大量的音像資料,
包括眾多的管弦樂,歌劇錄音和歌劇電影,
涵括從巴洛克後浪漫主義歐洲作曲家的作品。
其中一些作品,如貝多芬的交響曲還被多次錄製。
卡拉揚在音樂界享有盛譽,
甚至在中文領域被人稱為「指揮帝王」

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コメント

同志、こんばんは♪
どーせなら「ケロヨン」より「カロヤン(養毛剤)」と言って欲しいもんですが、意味通じねーだろーなぁ・・・。

ウチにはカラヤンの「ベト7」があります♪
第3楽章結構テンポ速くてかっこいいですねぇ(^^)

同志、まいど^^

>どーせなら「ケロヨン」より「カロヤン(養毛剤)」
>と言って欲しいもんですが、意味通じねーだろーなぁ・・・。
関西人は笑いに関して、求道者っすからねー^^
同志もまた然り。

>ウチにはカラヤンの「ベト7」があります♪
>第3楽章結構テンポ速くてかっこいいですねぇ(^^)
べト7、とはしぶいっすね(^^♪
あっしは、カルロス・クライバーとロジャー・ノリントンを、
たしか持ってるでやんすけど、ベートーベンの交響曲は、
やっぱあんま聴きません。
ある日、聴きたくなる日が来るやも、っとは思ってますが^^

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