« ぷんぷいさん、まずはラオスへ(その4) | トップページ | 事件の陰に♀あり(PC編) »

2007年9月23日 (日)

サキソホン・コロッサス

上役の姉妹とは絶対寝るな。
金儲けの秘訣 ・第113条)




最近ソニー・ロリンズ演奏の、
サキソホン・コロッサスのCDを買った。
1956年のモノラル録音で、ソニー・ロリンズの名を
不動のものにした、名盤の誉れ高い作品だ。
若いときは、レンタルレコードだったか、CDだったかを
カセットテープにダビングしたので、聴いていたように思う。

しかしながら、当時のぼくにとっては、
ソニー・ロリンズはそんなにお気に入りのプレーヤー、
だったわけではなく、むしろ、同じサキソホン奏者では、
ジョン・コルトレーンの方を好んで聴いていた。

ただ、どっちにしろぼくは、ジャズに関しては、
この時代の演奏、1950~60年代にかけての録音が好きだ。

モノラルからステレオに録音技術が大きく替わった時代で、
決して恵まれた環境で録音されたのではないはずなのに、
現代のリマスター技術のためか、
今ではびっくりするほどクリヤないい音で、
当時の演奏を聴くことができるのは、シアワセなことだと思う。

もちろん、当時の演奏は当時の技術のままで、
つまり、レコードで聴きたい、
できるなら、当時のレコードで聴きたい、
という主張の方もいるようで、
それはそれでもっともな意見である、とも思う。

さて、サキソホン・コロッサスだけれども、
陽気で素敵な第1曲目、セントトーマスに続いて、
流れる2曲目は、

YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

という曲だ。

日本語にすると、愛がなんであるか、おまえは知らない、
というような感じなのだろうか。

たしかにこういわれて、わたしは愛がなんであるか、
充分にわかっている、
すでに奥義を究めたどっからでもかかってこんかい
といえるひとは、さほど多くあるまい、と思う。
たとえ、いえるひとがいたとしても、
それを聞いただれかがきっと、まだまだ青いな、
と笑っているに違いないとも思う。

齢四十をはるかに超えたぼくだって、実はでんでんわからない。
むしろ、歳を食えば食うだけわからなくなってきている
といった方がいいのかもしれない。

またこれがどのような、シチュエーションで使われ、
どんな相手が対象の、どんな種類のLOVEを指しているのか、
によっても、この文章のもつ、意味合いは違うだろう。

しかしながら、これからの人生のなかで、この、

YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS

なんて、セリフをえらそうにいってみたいもんだ、
とふとこのCDアルバムを聴きながら、
思った、夏の暑い日、だったことだよ。


▼このアルバム・タイトルになっている、
コロッサス(Colossus)を調べてみると、
けっこうおもしろいことがわかる。
コロッサス、とは、ロードス島の巨像の名前であり、
またイギリスが、第2次世界大戦中、ドイツ軍の暗号解析に
使用した暗号解読器の名前でもあったようだ。
そしてこの機械は、最初期のデジタル計算機、であり、
つまり、コンピュータの直系の祖先、
とでもいうべき代物でもあったそうだ。
アナログレコードの名盤は、デジタル機器の祖先の名前、
とこっそり繋がっていたわけだ。
ところでかれは、自分をサキソンホン奏者の大物、になぞらえ、
この題名をつけたのだろうか。
もしそうであれば、このアルバムで真に、
サックス・プレーヤーの巨人とでもいうべき存在になったかれは、
HE KNOWS WHAT HE IS
というこうことになるかもしれないな(^^)

Photo


« ぷんぷいさん、まずはラオスへ(その4) | トップページ | 事件の陰に♀あり(PC編) »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ぷんぷいさん、まずはラオスへ(その4) | トップページ | 事件の陰に♀あり(PC編) »