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2007年9月 1日 (土)

蜂群崩壊症候群

空っぽの袋は、まっすぐに立たない。
金儲けの秘訣 ・第280条)




テレビのニュースで見たのだけれど、
最近、アメリカの養蜂業者が大きな問題を抱えているらしい。

ある日、突然、蜜蜂の群れが、失踪してしまう、
という事件が頻発しているらしいのだ。
原因は、諸説あるらしいけれど、実際何が正しいのか、
となると、わかっていないらしい。

しかしながら、その原因の候補のなかに、
過労働から来るストレス説、というのがあり、
なかなかに興味深く思っているのんだ。

働き蜂は、雌でありながら、みずから子を産むことはなく、
子を産む作業は、もっぱら女王蜂にまかせ、
全体のための労働に徹する。
そのメカニズムは、ながらく不明であったらしいが、
だれかが、遺伝子の法則でもって、説明をつけることに成功した、
ということだ。
曰く、通常のように、自分の子をもうける場合であっても、
自分の遺伝子は、2分の1しか同一ではないが、
蜂のような、女王蜂による子孫一括生産方式だと、
雄蜂が同一である、という条件では、
自分と同じ遺伝子は4分の3にもなり、
より効率的で、意味ある子孫繁栄のシステムだと説明がついた、
といういうことだ。
充分働き蜂として、労働力に徹することが、
蜂にとって喜ばしく感じられる(?)状況になるらしい。

しかしながら、現実の問題として、
今日、働き蜂が働くことを放棄して、いなくなってしまっている。

もう働くのはイヤだ、と出奔してしまうわけなのだから、
これについても、誰かがきちんとした説明をくわえてほしい、
と思うのだけれど、本当の理由かどうかもまだわからんのだから、
解明には時間がかかりそうだ。

ところで、日本人はむかし働き蜂
とよその国の人間から、よくいわれたものだ。
しかしながら、現在の状況はどうだろうか。

むかしと同様、身を粉にして働いているひとも多い
のだろうけれど、
若年層のニートやフリーターなどの問題や、中高年の失業など、
労働に関しての多くの問題が発生している現状は、
むかしにはなかったことのような気がする。
そして、むかしのように、取り憑かれたように、働いたり、
労働することを喜びに感じるひとの数が減っているように思う
のだ。

働き蜂たる、日本民族も、そのシステムに疑問をもつにいたった、
といってしまうのは、言い過ぎだろうか。

アメリカのほんものの働き蜂のように、
どっかにいってしまいたい、という願望をもちながら、
しかたなく働いてる、ひとたちも多いのかもしれない。
そして、この現実に、なんとなく共感を覚えてしまうのは、
ぼくだけなのだろうかな。

働く、とは、はたにいるひとびとを楽にさせることだ
なんて、一休さんみたいなことを言って、
納得していた時代が今は懐かしい、おっさんなのである。



▼同じようなとんち(?)的な話に、
結婚式の席上でよく言われた、
結婚生活で大切な3つの袋
、というもあったなー。
たしか、お袋、胃袋、堪忍袋、だったろうか。
それをむかし、とんねるずがコントで、
3つとも、きゃんたま袋、といってしまった酔っぱらい、
というのを演じていたような気がしたけれど、
最近は、むしろ、最初の3つよりも、1つのきゃんたま袋を
大切にしているひとたちも多そうな気がする、今日この頃だ。
その1つのきゃんたま袋が、配偶者のもの、
であれば、いいんだけれど。。。


Photo 写真は、桃園国際機場でみかけた、
赤ちゃんのオブジェ。

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コメント

う~ん…何処かに行ってしまいたいと思いながら働いている人って多いですよね。
私も過去はそうでした。
働く事に何の意味があるのか。
それはずばりお金でしょう!
しかし、お金が全てになると虚しさがあるのですよね。
もう辞めてしまいたいと思うのです。
ミツバチもきっと蜜を集める、それも養蜂家の為と分かったのでしょうか?
これが養蜂家の為ではなく、自分の子孫を繁栄させる為だったら、その場に留まっていたのかもしれませんね。
何しろ、自分が集めた蜜で子孫を増やすのですから。

何事もそうですけれど、目標や夢がなくてはやる気がなくなります。
夢を語る…ではないですけれど、やっぱり夢がないとね。

そうそう。
師匠の夢はなんですか?
私の夢は「誰かを笑顔にする」ですw
変な夢でしょう^^

makotoさん、まいど^^

>それも養蜂家の為と分かったのでしょうか?
一般論としては蜂にはあまり高い知能や洞察力はない、
と信じられていますね^^

>何事もそうですけれど、目標や夢がなくてはやる気がなくなります。
>夢を語る…ではないですけれど、やっぱり夢がないとね。
人類が発生してから、長いあいだ、
たぶん農耕が定着して、富の蓄積が可能になるまで、
あまり具体的な夢や目標をもって生きることは、
難しかったのではないか、と思うんす。
でも、ぼくらの祖先は何百万年もそれで生きてきた。
今の時代に夢や目標がないと生きにくいのは、
あっしも同意見なんですが、それはなんでなんでしょうかね(^^?

>そうそう。
>師匠の夢はなんですか?
蜂と同様、「逃走」することでしょうか^^;
方法は少しちゃいますけど。

>私の夢は「誰かを笑顔にする」ですw
>変な夢でしょう^^
いやいや、そんなことはないです。
立派なことだし、きっとその夢はきっと、
かなりかなってるのではないですか。
少なくても、ご家族はきっと「笑顔」で暮らされている、
のだとご推察いたします^^

結婚式で語られた、「3つの袋」とか「人生の3つの坂」とか、
最近はもう語る人も居なくなってるんかもしれませんなあ。
昔は結婚披露宴で、一人はおったんですけどねえ、その手の話をするおっさんが。

最近結婚式よか葬式に行く事の方が多いんですが、
喪主が直接挨拶するのが慣例になりつつあるのね?
昔は葬儀屋が全部仕切って、遺族が言葉を発することは無かったのにねえ。


匿名さん、まいど^^

>結婚式で語られた、「3つの袋」とか「人生の3つの坂」とか、
>最近はもう語る人も居なくなってるんかもしれませんなあ。
「3つの坂」は具体的にどこなんすか?
あっしの結婚式では是非ともその坂の話をお願いします<(_ _)>
でも、それを聞く機会はたぶんないだろうなあ。。。il||li _| ̄|○ il||l

>昔は結婚披露宴で、一人はおったんですけどねえ、
>その手の話をするおっさんが。
あと頭に赤い洗面器をのせた男の話とか。。。^^;

>最近結婚式よか葬式に行く事の方が多いんですが、
>喪主が直接挨拶するのが慣例になりつつあるのね?
>昔は葬儀屋が全部仕切って、
>遺族が言葉を発することは無かったのにねえ。
そのうち、喪主どころか死んだ本人が挨拶するのが、
普通になりますよ、きっと。。。(-人-)マンマンチャンアン

夢や目標がなくては生きていけなくなったのは、今私たちの居るこの世界が生命の危機がなく、ある意味満たされているからでしょう。
(今現在も生命の危機にある国も沢山ありますが。)
人間はもっともっとと求めるものなのでね。
だから、基本的な欲求が満たされていなかったら、次の欲求はないそうです。
此処でいう夢とはみんなから認められたいとか自己実現をしたいとかでしょう。

はてさて、これはとっても幸せな事でしょうね?
だって、夢がなくては…と言えるのは、今生きている証拠なのですから。
死んだら夢も語れません。

makotoさん、またまいど^^

>此処でいう夢とはみんなから認められたいとか
>自己実現をしたいとかでしょう。
>はてさて、これはとっても幸せな事でしょうね?
だって、夢がなくては…と言えるのは、
>今生きている証拠なのですから。
>死んだら夢も語れません。
そういえば、歯医者志望の浪人の次男が実の妹に、
兄者は夢がないとののしられ(?)、
言った妹を亡き者にした、という痛ましい事件が、
いつだったかあったように記憶してますが、
こんなのは、あっしの理解をはるかに超えてますな。
飯食えて、暖かいふとんがあれば、とりあえずえーやん、
と思ったりするあっしは、夢のレベルが低いっすか(^^ゞ

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