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2007年3月25日 (日)

バイバイ、かもちゃん

あまり長生きを望むな。裕福(ゆたか)であればいい。
金儲けの秘訣 ・第267条)



鴨志田穣(かもしだ・ゆたか)さんが亡くなられたそうだ。
作家で、このあいだイラクで亡くなった橋田信介さんと、
むかし行動を共にしていたジャーナリスト、なんて書くよりも、
漫画家の西原理恵子さんの元ダンナさん、
と書く方がご存じのひとが多いかもしれない。

最近、西原さんが、毎日新聞に連載している、
毎日かーさん、によく登場されていたので、
復縁されたのかな、と思っていたのだけれど、
今度は訃報で、また驚いたひともきっといるだろう。
かくいうぼくも、そのひとりだ。

かもちゃんのことは、西原さんの作品から知ったのだけれど、
タイで長く暮らしていたかれの作品は、
タイ好きのぼくにとって、親しみやすいものが多く、
かれの著作はほとんど購入して、繰り返し読んでいた。

とくに、かれが本格的にものを書くきっかけとなった、
アジアパー伝のシリーズ全5冊は、
その話の多くが、海外でのかれの修業時代の話で、
傑作揃いのすばらしい作品群だった、と思う。

いっしょに描かれていた西原さんの漫画で、
そのおもしろさに相乗効果が加わり、
単なるエッセーや短編小説という範疇を超えた、
新しいタイプの読み物で、一応は完結はしていたけれど、
いつかまた復活するることを望んでいた
ファンもきっと多くいただろう、と考えると、
かれの死はとても残念なことだと思う。

かれらが離婚する前に、西原さんが書いた
アジアパー伝のある作品の扉絵で、
文筆界の正司敏江・玲児を目指して、と題された、
ふたりの漫才師風の似顔絵がとてもおもしろかったのだけれど、
ほんとに離婚したときは、そこまでまねする必要ないぢゃん、
と非常に印象深く思ったことを憶えている。

晩年、かれはアルコール依存に苦しんでいて、
それが離婚の直接のきっかけだった、ようだけれど、
それを克服したあと、今度は腎臓ガンに蝕まれた、ということだ。
それ自体は、とても気の毒なことなのだけれど、
最期のときを、最愛の家族といっしょにいられたことは、
不幸中の幸いだった、といえるかもしれない。

かれの死を悼み、アジアパー伝のシリーズを
また読み返してみようかな、と思う。
ここに出入りしてるようなひとには、きっと楽しめると思うので、
まだ読んでいないひとには、お勧めしておく。
文庫にもなっているのんで、よかったら、どーぞ。

最後にかもちゃんに合掌。。。(-人-)


▼かもちゃんは享年42歳。
戦場ジャーナリストとして、
幾たびもの修羅場を生き残ったかれが、
こんな形で若死にされたなんて、
ひとの運命なんて、皮肉なもんだなー、思うおっさんでやした。
あっしは、いくつで、どこで、誰にみとられて死ぬんだろか。
やっぱタイの病院で、タイ人の看護婦に、
こんにー ちゃ たーい かー
(このひと、そろそろ死ぬよ~)
なんて言われながら、死ぬんだろな^^;

Photo_418 写真はタイの中華街の甘栗屋さん

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