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2006年12月 1日 (金)

破綻

借りたものを返す、のは当たり前のことだ。
だが、そんな当たり前のことを当たり前にできない人間もいる。
そんなひとの話だ。

かれは、職場の先輩だった。
とても立派な高校を卒業して、
とても立派な大学に進学した。
そして、いくつかの職を経て、ぼくが就職する前に、
ぼくが就職した職場に就職していた。

かれはいいひとだった。
職場には冷たい感じのひとが多いなか、
後輩のぼくに対しても、普通に接してくれた。

その後、かれもぼくも、別の部署に異動したけれど、
仕事での関わり合いはあったし、
かれは立派な先輩のままだった。

しかしある日から、かれは職場に現れなくなった。
話によると、きまづい感じの金融会社からたくさんの借金をして、
家にも帰っていないそうだ。
そして、あとでわかったことだけれど、
それ以外にもかれは、近親者や友人関係から、
借金を重ねていた、ということだ。

借金の理由はわからないが、おそらくギャンブルじゃあないかな、
というのが、親しい人たちの推測だった。
かれはおくびにもみせなかったが、
以前にも同様のことをしていて、
そのときは、親に後始末をしてもらった、ということだった。

合法と違法のライン上ぎりぎりの高利で金を貸す会社、
のことが最近、話題になっていて、
きっとこのようなシステムに属するひとたちは、
よくない行ないをしているのだろう、と思う。

しかし、である。
なんでそんな高利の金なんか借りる人間がいるのだろう、
という疑問もまたぼくにはあるのんだ。

もちろん、その日食べるものもない、とか、
せっぱつまった事情があれば話は別だけれども、
少なくとも、ぼくの立派な先輩は、そんな立場には
いなかったはずだ。
預金の金利が小数点以下の時代に、
2桁や、それ以上の金利のお金を借りようなんて、
普通の神経で考えると、どうかしてる、としか思えない。

それでも、借りずにはいられないひとたちの存在、
というものがそこにはあるのんだ。

ぼくの先輩は、結局、職場には帰ってこなかった。
今日はどこまでいったやら
とまた思わずにはいられない、ぼくであったことだよ。


▼どうなってもいい、と思えるくらい、楽しいことがある、
というのは、ある意味、羨ましい気もするな。
今日は貼るものがないので、とりあえずタイの別嬪さんと、
Photo_226




それに見とれるおじさんたち、でも貼っとこうかな(^^
Photo_227

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コメント

「どうなってもいい!」って思うようなことって、ある種の中毒なのでしょうね^^;
ギャンブルや夜の遊びなど…麻薬と同じようにその「甘い蜜」を一度吸ったら止められなくなるのかもしれません…
う〜〜、怖いですね〜〜☆

ところで、写真の別嬪さん、
ネックレスが異常に重そうですね^。^;

はぎ妻さん、まいど^^

>「どうなってもいい!」って思うようなことって、
>ある種の中毒なのでしょうね^^;
>ギャンブルや夜の遊びなど…麻薬と同じように
>その「甘い蜜」を一度吸ったら止められなくなるのかもしれません…
>う〜〜、怖いですね〜〜☆
むかし、なだいなださんが書かれていたのですが、
かれはアルコール依存、当時のアルコール中毒を研究してる、
精神科のお医者さんで、アルコール中毒は、
英語でアルコーリズム、という。
マルクス主義(死語^^;?)も、英語では、
マルキシズム、だから、これも、マルクス中毒、
と訳せば面白かろう、なんて話を思い出しました(^^

>ところで、写真の別嬪さん、
>ネックレスが異常に重そうですね^。^;
別嬪さんには別嬪さんなりの苦労、っつうのがあるんすね^^

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