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2006年9月25日 (月)

ガダラの豚

すべては光と影だ。
喜びは悲しみの水源であり、
楽しみは苦しみを運んでくる舟だ。
大きな喜びと大きな大きな悲しみがあんた方を待っている。
…………………………………………
墓から這い出した死者が、自分の身代わりに生者を墓に送り込む
(中島らも「ガダラの豚」第2巻より)


ナハ、フクオカ、タイペイ、バンコク、コタキナバル、クチン、
ジョホールバル、シンガポール、バンコク、プノンペン、
バンコクと渡り歩いた今回のたびでも、
ぼくが主にしていたことは、読書だった。

ネット環境が整ったバンコクではついPCに向かうことが
多かったものの、旅行中のホテルの夜は、他にすることもなく、
ゆっくりと本を読むことができる時間なのである。

読書なら、自宅ですれよ、という意見もあると思うが、
誘惑の多い自宅ではなかなか集中して、本を読めないのんだ。

最近は意識的に自宅でも読書の時間を取るようには
しているものの、ぼくにとっての旅の空は、
大切な読書の時間、なのである。

以前にも書いたけれど、最近は、あまり新しい本を買わない。
読んでも、がっかりしたり、気に食わないことが多いしさ。

今回も、むかし読んだ本を10数冊持っていった。
その多くが、故中島らも氏の初期の作品だった。

まとめて読んで気づいたことは、
かれは非常に同じネタを何度も書いている、ということだ。
初期のかれの著作は非常に面白いものも多いのだけれど、
これには少しうんざりさせられた。
ファンというものは、勝手なもので、
かれの著作が読みたいから買っているのに、
それでも、文句をいったりする。
困ったものだねー^^;

さて、そんなかれではあるが、
間違いなく、最高傑作、と呼んでいいのは、
ガダラの豚全3巻、であろう。

いわゆる文学作品、というものではないけれど、
文章で描かれた、空前絶後、史上最大のエンターテーメント、
だといって間違いないだろうと思う。

今まで何回か、この作品を読み返したけれど、
何度読んでも、一気に読んでしまい、失望することのない、
すんごい作品だ。

内容は、あえて書かないけれど、
いまだ未読のひとで、怖がりぢゃないひとには、
死ぬまでのなるべく早い時期に読んでおくことをお勧めする。
これから、これを初めて読む幸せをまだもっているなんて、
なんてあんたら、幸運なんだ、って、
祝福してあげたくなるくらい、おもしろい作品なんである。

そう、からだが豚のおっさんが、
ガダラの豚の推薦
をしてるのんだ、、、

さあて、オチもついたことだし(←ほんとについてるのか^^;)
内容を早く忘れて、再読の機会を増やすために、
カベに頭でもぶっつけてから、寝ようかな。。。



▼ひとづてにもらった、わかぎゑふ(当時えふ)さんと
故らも氏のサイン。
一度だけ、舞台以外で、道ゆくらも氏を目撃したことはあった
けれど、残念ながら、間近に遭遇したのはそれっきりだった。。。
Photo_204

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コメント

おお〜っ!師匠!
昔読みましたよ、「ガダラの豚」!
あっれ、おもしろいっすよね〜?
一気に読んじゃいました〜
らもさんって、エッセイだけじゃなくて創作も上手なんだなって感心しました〜
世が世なら「敦&らも」はWでしょ〜っていわれてたかも!?^^;

こないだ、ちゅうても一ヶ月以上前ですが、
らもさんが勤務していた広告代理店に行ってきました。
例のボクシングの先輩社長のとこね。

そこで、らも直筆の広告原案をいっぱい見せてもらいました。
そごうの紙袋に詰め込まれてたけど。
「先輩、これお宝の山ですやん。」というてあげたら
「そやろ〜」と嬉しそうな顔してましたっけ。

ぽきん、金太郎。
はぎ妻さん、まいど^^

>おお〜っ!師匠!
>昔読みましたよ、「ガダラの豚」!
>あっれ、おもしろいっすよね〜?
>一気に読んじゃいました〜
>らもさんって、エッセイだけじゃなくて
>創作も上手なんだなって感心しました〜
かれはこれを書くために生まれてきたんでしょう、たぶん^^

>世が世なら「敦&らも」はWでしょ〜っていわれてたかも!?^^;
あと、みゆき嬢も仲間にいれてやってくだしゃ~い(^^

はぎちゃん、まいど^^

>こないだ、ちゅうても一ヶ月以上前ですが、
>らもさんが勤務していた広告代理店に行ってきました。
>例のボクシングの先輩社長のとこね。
あれでんな、おい、中島、あのカニぱくってこい、
っていうて、カニ道楽の前で売ってたカニを無料で、
持ってくるように命令した、あの社長さんっすな(^^

>そこで、らも直筆の広告原案をいっぱい見せてもらいました。
>そごうの紙袋に詰め込まれてたけど。
>「先輩、これお宝の山ですやん。」というてあげたら
>「そやろ〜」と嬉しそうな顔してましたっけ。
いや、ほんまに宝の山っすよ^^
早く出版してくれるように頼んでくださいね~(^^

こんばんわ☆

待ってましたよ~♪
えふ嬢とらも氏のサイン!!
えふ嬢の絵ですね~!
うれし~☆よく見せてくださいましたm(__)m

ガラダの豚は、ほんとーーーにお薦めですよね!
これ最高です☆
この世界、ホント好きです~

かおりんさん、まいど^^

>待ってましたよ~♪
>えふ嬢とらも氏のサイン!!
>えふ嬢の絵ですね~!
>うれし~☆よく見せてくださいましたm(__)m
ども、お待たせしましたどす^^;
色紙ではなくて、本の表紙めくったページなんすけどね。

>ガラダの豚は、ほんとーーーにお薦めですよね!
>これ最高です☆
>この世界、ホント好きです~
かおりんさん、意外と怖がりぢゃないんすね^^
フィクションとはいえ、死人が多い話だのに。

こんばんわ☆

私は・・怖いもの見たさいっぱいで・・・
確かに死人多いですよね。
スタジオのところなんかは、ぐぇって思いながらもどんどん読んでしまいました(汗)

何度読んでも、どんどん読み進んでしまうこの世界が大好きだぁ~~☆です。

かおりんさん、またまいど^^

>私は・・怖いもの見たさいっぱいで・・・
>確かに死人多いですよね。
>スタジオのところなんかは、ぐぇって思いながらも
>どんどん読んでしまいました(汗)
ほんとに感情移入して読んでると、この話、
ぐぇって思っちゃうっすよね(大汗^^;)

>何度読んでも、どんどん読み進んでしまう
>この世界が大好きだぁ~~☆です。
映画化だか、ドラマ化だかの話があったと思うのだけど、
どうなったんでしょうね。
でも、映像化されない方ががっかりしないような気がしますが^^;

何度もお邪魔しますm(__)m

ぐぇ!映像化ですか・・・
でたっ(>_<)
ガダラの豚の映像化は絶対反対です!
大生部教授をらも氏以外誰が演じられるのでしょうね!?

かおりんさん、またまたまいど^^

>ぐぇ!映像化ですか・・・
>でたっ(>_<)
>ガダラの豚の映像化は絶対反対です!
たしからも氏が書いていた、と思うので、
まだ実現していないとこをみると、
なくなった話かも知れないっす^^;

>大生部教授をらも氏以外誰が演じられるのでしょうね!?
なるほど、そういえばそうっすね~^^;
体型が違うのであっしは思いつかなかったっすが、アルコールに
依存しているとこなどは、かれの分身ともいえますね(^^ゞ
第1巻に登場する沢井心玉教祖は、らも氏自身によって、
故桂枝雀師匠に似てる、という記述があるのんで、
いっそのこと、あっちの世界で故吉朝さんとかと、
劇化してもらった方がいいかもしれません。
劇団名は、きっとリリパットアーメンぢゃないかな(^^ゞ

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