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2006年7月29日 (土)

ありえない、のあり方

ことば、というものは変化するものだ。
これは、最近に始まった現象ではなく、
たぶん、ことば、というものが存在しはじめてからずっと、
変化し続けているのだろう。
そういう意味では、それは、言語というものの宿命であろうし、
そもそも、そういう変異こそがことばをことばとして、
存在させうる源泉なのかもしれない、とも思う。

今、英語が世界の共通言語になりつつある。
それは、ことの善し悪しは、別にして、
アメリカ合衆国の世界支配の結果であろうし、
また、英語が他のヨーロッパ言語に比して、
単純であることもその一因として、寄与しているかもしれない。

そんな英語ですら、たくさんの地域で話されるがゆえに、
地域ごとに変容しているようだ。
シンガポール人の英語などは、そのなかでも、
シングリッシュとして、とくに有名だと思うし、
アメリカとイギリス人の間でさえ、そう遠くない将来に
通訳なしに話すことはできなくなるだろう、
という予想もあるようだ。

ところで、最近、ぼくが気になる日本語がある。
ありえない、ということばだ。
ぼくの甥にあたる人物が、
といっても、小学生なのだけれど、
ぼくなら、いやだ、とか、できない、とかいう風に言うときに、
この、ありえない、ということばを使ってるようなのだ。

調べてみると、広辞苑には載ってなかったものの、
現代用語の基礎知識2006年版を引いてみると、
1239ページにちゃんと載っていた。

◆ありえない/ありえねー/にゃにゃにゃにゃーい
信じられない。不可能だ。無理だ。あってはならない。
とんでもない。非常識だ。

甥であるおとこは、前の方の意味で使い、
ぼくは、むしろ、後の方の意味で使う方が自然だと思っている。

この、ありえない、でブログ検索してみると、
下のような文章がひっかった。

①ここ横浜はなぜか二期制でなぜかサマースクール!
くそ暑い中、教室で勉強?ありえない!!でもやっちゃうのよ。
②しかも 朝9時集合遅刻厳禁 とかマジありえない・・。

ぼくからみると、どちらも、充分ありえる、と思うのだけれど、
そんなぼく自身が、かれらからみるときっと、
にゃにゃにゃにゃーい存在、になってるんだろうな。



▼タイのアイドル歌手だった、ニコル・テリオ
(今もアイドルなのかな?^^;)。
第2アルバムの1曲目、ブッサバーは、大ヒット曲だったが、
このなかに、にゃー、にゃにゃにゃにゃー、
ってフレーズ
があって、妙にかわいかったのを思い出した。
Nicolebussaba

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コメント

う・・・
私、よく使います、ありえへん!って。
大学のときに後輩がよく使ってたので、
なんか妙に流行ってしまって以来です。
①や②とは微妙に遣い方が違うと思うんですが・・・(^^;

りょうちゃん、まいど^^

>う・・・
>私、よく使います、ありえへん!って。
>大学のときに後輩がよく使ってたので、
>なんか妙に流行ってしまって以来です。
たぶん、あっしも若いおんなのこが使う分には
あんまり違和感を感じない、と思います。
なぜなら、かのじょら(りょうちゃんを含め)は、世界の中心で、
かのじょらをまわりを世界がまわってる、
とあっしでも考えざるをえないからっす^^;
しかし、小学生に言われると、あっしもつい、
誰の払った税金で、てめえ、小学校へ行っとるねん、
というプリミティブな怒りが大人気ない発言を。。。(大獏)

>①や②とは微妙に遣い方が違うと思うんですが・・・(^^;
あっし的には、どっちもありえない、ということばが
使える文例ではない、と思うのですが^^;

師匠、こんばんわ〜
めずらしく(?)酔っぱらいのはぎ妻です♪

「ありえない!」「ありえへんし〜!」
すんません…
よく使います、私…
だって、まわりの学生たち、みんな普通に使って毎日聞きますから〜^^;
最初、違和感があっても、それが普通の世界にいると「ありえへん」ってことばを使わない世界の方が「ありえへんし〜」(爆)

若い女性じゃないけど使うことをお許しくださいませ。
お師匠さま☆

師匠、まいど^^

その時々によって変化するのが言葉の宿命ですね。
独壇場なんか、読み違えから本来の言葉が変えられたものですもんね。
ホントは独擅場ですが、今じゃそれを使っても通じないでしょ。

私が気になるのは、「なにげに」です。
自分も使っているけれど・・・。
これって「なにげなく」の省略形?
でもちょっと使い方が違う気がする。
あと、「ヤバイくらい美味しい」って表現もハテナ?ですよね。
「全然、いいよ」も変。全然って否定じゃないのか?っていつも思う。
だけど・・・いつのまにか自分も使っていることに気付いて、愕然としますね。

はぎ妻さん、まいど^^

>めずらしく(?)酔っぱらいのはぎ妻です♪
めずらしくよっぱーのときに、来てくれてどうもっす^^

>「ありえない!」「ありえへんし〜!」
>すんません…
>よく使います、私…
>だって、まわりの学生たち、みんな普通に使って
>毎日聞きますから〜^^;
>最初、違和感があっても、それが普通の世界にいると
>「ありえへん」ってことばを使わない世界の方が
>「ありえへんし〜」(爆)
>若い女性じゃないけど使うことをお許しくださいませ。
>お師匠さま☆
酔っ払ってるせいか、妙にかわいいんですけど~^^;
酔っ払って、北某国の実況中継すんのもいいっすけど、
こういうはんなりしたのんも、なかなかよいですね(^^♪

マナオさん、まいど^^

>その時々によって変化するのが言葉の宿命ですね。
>独壇場なんか、読み違えから本来の言葉が変えられたものですもんね。
>ホントは独擅場ですが、今じゃそれを使っても通じないでしょ。
日曜の早朝から、漢字が多いっすね~^^

>私が気になるのは、「なにげに」です。
>自分も使っているけれど・・・。
>これって「なにげなく」の省略形?
>でもちょっと使い方が違う気がする。
実はあっしもよく使いやす、なにげに。
確かに逆になってますよねー、なにげなく、の。

>あと、「ヤバイくらい美味しい」って表現もハテナ?ですよね。
マナオさんの用例だと、まだ言いたいことがわかるけど、
くらい美味しい、を略して使うようですね、最近は。
だから、なんとでもとれるんすよね~、今の若者ことば。

>「全然、いいよ」も変。
>全然って否定じゃないのか?っていつも思う。
>だけど・・・いつのまにか自分も使っていることに気付いて、
>愕然としますね。
全然は語源的には必ずしも否定といっしょに使わなくてもいい、
となにかで読んだな~。
たしか夏目漱石と芥川龍之介の使用例がでてました、そこに。
ただしくは、でんでん、ぢゃなかったでしたっけ(^^ゞ

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