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2006年6月 1日 (木)

生協の白石さんについて考える

職場の女のことよく話す。
歳は親子ほども離れているものの、
お笑いに対する意見がわりと近く、
ぼく的には、若いのに、
鋭い観察眼と批判力はたいしたものだ、
と、敬意さえ払っている。

たとえば、横山ナニガシという、
もう亡くなった漫才師についての見解だ。
ぼくの、彼に対する評価はあまり高くなかった。
世間から、妙に評価されたためにだめになってしまった芸人の
典型とさえ思っていた。

たしかに、かれらの漫才は面白かった。
あるいは、久米ヒロシといっしょにしていた、
テレビスクランブルでのかれも面白かったかもしれない。

しかし、かれがアシスタントの女性と行なっていたラジオ大阪の
深夜番組などは、聞くに堪えない、つまらないものだった。

かれは、すばらしいつっこみがいて、
はじめて笑える限定的な芸人だったのだ。

猿回しと猿の関係にも似ている。
たしかに、猿のいない猿回しは、猿回しではない。
しかし、猿回しは、猿がおもしろいのではなく、
猿回しが演出をしている
のだ。
それがわからないで、猿のことを褒める人が多すぎる

ところが、かれらの生きた時代をあんまり知らないはずの、
年端もいかぬお嬢ちゃんが、
あの漫才は、西川某がいるからおもしろいんでしょ、
とこともなげにいうのだ。

いまだに、横山伝説をありがたがって信じてるような
自称評論家たちに、聞かせてやりたい、と思う批評だった。

それから、爆笑問題に関するぼくたちの見解も一致してる
のだけれど、それはまた別の機会にしようと思う。

そんなかのじょなのだが、実はけっこうミーハーだったりする。
猫村さんだの、白石さんだの、いま流行ってるものには、
その冷徹な観察眼もけっこう鈍りがちだ。

ぼくは、実は、生協の白石さん、は買ってない。
本屋で立ち読みして、やめてしまった。
おもしろくなかったからだ。

もちろん、自分が学生で、生協の掲示板に貼ってあれば、
けっこう面白がって読むかもしれない。
でも、立派な装丁の、けっこうな金額の本になるような
代物ではない、と思う。

ところが、実際には100万部にもなろうかというような、
ベストセラーなのだそうだ。
実際に、100万人もの人たちが安からぬ金額を払って、
購入したわけだ。

ぼくは、この本をけっこう熱心に読んでる別のひとに
自分の意見を言ってみた。
この本は、わざわざ買うような内容はないのではないか、と。
そのひとの意見では、この本が売れているのは、
癒し系なため、ではないかということだ。
本の内容が、である。

でも、とぼくは考えた。
本当に内容が癒し系、なのであろうか。

ぼくは、この本は、もう少しすれば、誰も読まなくなって、
古本屋にたくさん並ぶような気がする。
この本の内容に永遠にひとを癒し続ける力はない、と思う。

むしろ、この本を読んで癒されるひとは、
この本を読むたくさんのひとが癒されてる、という思いで、
癒されるひとが多いのではないか、とぼくは思うのだ。
なんというのか、プラシーボ効果、みたいな。
あるいは、集団催眠状態、というか。。。

だから、ブームが去ってしまうと、
癒されなくなって、古本に並ぶのではないかと。

なんでこの本が売れたのか、
という問の答えは、本を作ったやつの商売がうまかったから、
だとぼくは思う。

本の形をした消耗品、ともいえるのではないかな、
と、本は一生ものである、という古い考えを捨てきれない、
古いおっさんはこのような商売を許せない、のんであった。



▼タイペイのミスタードーナッツ。
なぜか30分待ちの大人気。
調子に乗って、たくさん支店つくると、
流行らなくなるに違いない^^;
Photo_118

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コメント

同志、先日はおつかれさまでした。
同志のお隣に陣取って飲んだくれて至福のひとときを過しましたのよ~♪

ところで白石さんですね。
実はワタクシ、密かに「生協の白石さん」ならぬ「病院のともちんさん」という存在になりたいと願っております。
本の値打ちはさておき、顧客に対する白石さんのサービス精神は見習いたいものですね。お客様の一言に対しそこはかとない笑いの取れる言葉を返して笑っていただきたいと思うともちんなのでした・・・。

同志、まいど^^

>同志、先日はおつかれさまでした。
>同志のお隣に陣取って飲んだくれて
>至福のひとときを過しましたのよ~♪
マスターぢゃなくてすんまへんでした^^;

>ところで白石さんですね。
>実はワタクシ、密かに「生協の白石さん」ならぬ
>「病院のともちんさん」という存在になりたいと願っております。
>本の値打ちはさておき、顧客に対する
>白石さんのサービス精神は見習いたいものですね。
>お客様の一言に対しそこはかとない笑いの取れる言葉を
>返して笑っていただきたいと思うともちんなのでした・・・。
きっと同志はすでに上記のような存在になってますよ^^
あっしが入院する際は老人になってなくても、
面倒見てくださいねー^^ニクタイネンレイハタカイデス

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