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2006年2月24日 (金)

ホテルの騒音

ひとはいろんな理由でホテルに宿泊する。
仕事での出張や観光で遠隔地に来ているため
というのはもちろん、
たとえば、雑事から逃れて仕事に没頭するためだったり、
たとえば、日常から逃れて、
ひとときの贅沢を味わうためだったり、
たとえば、なんらかの事情で自宅に持ち帰れない
愛欲をはらすためだったり、
それにはいろんな状況や事情があり、
また、その状況や事情が複合的だったりするのんだ。
.
ホテルの方では、その特性に合わせ、
客を喜ばせ、また来てもらうために、みずから研鑽・努力する。
出張族が多ければ、障害者用施設をつぶして、
喫煙コーナーにしたり、
贅沢好きが多ければ、家具調度品にお金をかけたり、
夢見るおねーさんが多ければ、ベッドの上に天蓋をつけたり、
連れ込みの客が多ければ、時間単位での、いわゆるご休憩
という料金システムを考案したりする。
.
そういえば、今でもあるかどうか知らないけれど、
むかし、難波でみた、古風な連込み旅館の入り口には、
料金表がわかりやすく掲示されており、
ご宿泊以外のメニューが、ご休憩ではなく、ご商談だった。
その直接性を排した奥ゆかしさと、暗示的ないいまわし
(まさにご商談的に使用したカップルもいたろうし)に
ちょっと感動した覚えがある。
.
その「ご商談」ということばは、
憤死」「またぎ」「巨乳属」なんかとともに、
ぼくのお気に入りのことばリストに載っている。
.
とはいえ、その努力にも限度があったり、
客とホテル間のミスマッチがあったりは、
ある程度、仕方のないことだ。
いろいろな文化的・経済的背景をもったひとが、
集合して一カ所にいるのんだ。
無理がでるときだってあるだろう。
.
ホテルでの騒音を経験したひとは多いと思う。
ぼくは、音に関してはあんまり敏感な方ではないと思う。
多少うるさくても、がまんできる。
むしろ、日本人は、騒音に対する
耐性がなさすぎる
のではないか、とさえ思う。
.
そういえば、宿屋仇、という古典落語があった。
安眠せんがために、武士が機転を利かせて、
うるさい隣の部屋の宿泊客を静かにさせる話だ。
むかしから、日本人は音に敏感だったのかもしれない。
.
しかし、昨年の夏に那覇のホテルで経験した騒音には
ぼくも困惑してしまった。
そのホテルは、那覇の松山と言うところにあって、
いわゆる繁華街、というか、飲み屋街に近いところに
位置しているホテルだった。
.
そこには以前にも泊まったことがあり、せまいのがまんすれば、
値段のわりに清潔で、ぼく的には必要最小限は満たしている
ホテルといえた。

チェックインして、エレベーターに乗り、
自分の部屋がある階で降りた。
エレベーターを降りた瞬間から、そこは野生の王国だった。
廊下には、まるでのそれのような、女性の大声が響いていた。

???

最初、それがなにを意味するのか、わからなかった。

自分の部屋を探しあてると、その声はどうもぼくの前の部屋から
聞こえてくることがわかった。
自分の部屋に入り、ドアを閉めても、まだ声は聞こえていた。
荷物を置いて、シャワーを浴びて、出てきてもまだ続いていた。
.
そうとうな時間がたってから、ふいに声がやんだ。
不思議なもので、声が聞こえなくなると逆に心配になったりする。
ぼくが、自分の部屋のドアを開けてみると、
前の部屋から、シャワーを浴びる音が聞こえてきた。
たぶんシャワールームのドアを閉めずにいるんだろな。

夏草や 強者どもの 水の音

松尾芭蕉のふたつの句を同時に口ずさんだりする、
ひとりものなのであった。
.
.
.
▼そして、彼らが乗務するD型エンタープライズ号。
スタートレックネクストジャネレーションでは、冒頭、
エンタープライズが宇宙空間を滑空(滑宙?)する様が流される。
でも、宇宙空間なのになぜか風切音が。。。
これも一種の騒音、かな^^;
D

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